溜池の名残-外堀溜池櫓台

溜池の名残-外堀溜池櫓台

六本木通りと、外堀通りが交わる溜池交差点に溜池発祥の碑があります。溜池山王駅の完成を記念して、平成9年に作られたものと書かれています。
溜池の地名の由来は、江戸時代初期、この辺りを流れていた汐留川上流の清水谷(紀尾井町のあたり)と、太刀洗川をせき止め作られた上水用の池にあります。赤坂見附、溜池、霞が関にかけて、外堀通りに沿って低地が続きます。とはいえ溜池があった名残はあまり感じられません。
唯一の名残といえば、特許庁近く、虎ノ門三井ビルディング前にに残された溜池櫓台の石垣です。現地案内板によると、この櫓台は1636年、因幡鳥取藩主池田光仲によって構築されたとあります。

image
上に示したのは1849年刊行の江戸切絵図外桜田永田町絵図です。残された櫓台は図の右下、緑線を入れたあたりのもので、まさに溜池の起点、そして外堀の隅櫓の一部であることがわかります。
この櫓台の石垣以外にも、文部科学省旧館裏側にも外堀の石垣の一部が残されています。

image